
展示会がスタート

「アール・ブリュットの芽ばえ展」
別府市アール・ブリュットの芽ばえ展実行委員会(実行委員長の首藤辰也・社会福祉法人別府発達医療センター事務局長)は「芽ばえ展2025」を19日まで、別府市美術館2階企画展示室で開催している。時間は午前10時から午後5時、最終日は午後3時まで。今年で11年目で、令和2年度はコロナ禍で中止となったため、今回で10回目の開催。
芸術の鑑賞や創造を通じて、障がいのある人の日常生活や社会生活を豊かなものとし、障がいのある人とない人の相互理解を促進することが目的。
オープニングセレモニーが12日午前11時、同所で開催され、首藤実行委員長が「今年度の特色は、造形作品のバリエーションが面白く創意工夫が感じられます。事業所などでの日々の活動にアートを取り入れてくださっているのは心豊かになる空間を提供いただいて嬉しい限りです。この数年で、障がい者アートの世界の広がりを実感しています。障がい者アートは、地域はもちろん、全国区、世界にまで羽ばたいています。皆さんの作品が、多くの人の心に感動をもたらしているからだと思います。今後も多くの作品を生み出し、作家の発掘につながればと思います」、続いて来賓の清家陽子・別府市障害福祉課課長補佐がそれぞれあいさつした。
展示作家を代表して、古庄遥香さん(30)もあいさつした。
セレモニー終了後、テープカットが行われ、展覧会がスタートした。ギャラリートークでは、出展している作家がそれぞれの作品をインタビュー形式で紹介し、来場者はそれを聞きながら写真を撮る姿があった。
作品は絵画・工芸・造形・動画・脚本など121点。内訳は個人11人16作品、学校1校1作品、施設団体17団体104作品。
同展は平成27年から始まり、最初は別府市まちなか交流館と別府発達医療センターでスタート。その後、ゆめタウンで3回、別府市役所で1回、トキハ別府店で2回、別府市美術館で2回開催している。
