
ザ・キャビンカンパニーのラッピングバス
別府温泉杉乃井ホテル(鞍馬達也総支配人)は、大分県立美術館とザ・キャビンカンパニーとコラボしたラッピングバス「竜宮バス」を3日午後1時、披露した。
杉乃井では、2021年5月から「地域共創プロジェクト」を展開しており、その一環として大分・別府のアートの魅力をより多くの人に知ってもらうため、大分にゆかりのあるアーティストとコラボしてラッピングバスを運行している。今回で5台目。
ホテルを「竜宮城」、バスを「海亀」に見立てて、「うたたかの夢」をテーマに墨のみで描かれている。現在、県立美術館で展示をされている川瀬巴水作「観海寺」のオマージュと現在の杉乃井ホテルを描き、背面には玉手箱が描かれている。黒一色の太く力強い線で描かれたイラストは、目を引く。
作画を担当したザ・キャビンカンパニーは、大分県出身で由布市の廃校をアトリエとして、絵本や立体造形、アニメーションなど様々な分野で活躍する、阿部健太朗さんと吉岡紗希さんの2人組絵本作家、美術家。吉岡さんは「今日、見るまでドキドキでした。イメージ通りに完成しました。取材に来た時に、海が広がっていて、美味しい食事があって、エンタメがあり来た人を楽しませている竜宮城のイメージでした。私も3世代で利用していて、時の流れも感じる。私たちにとっても挑戦だった」。
阿部さんは「川瀬巴水の『観海寺』は、100年前に描かれていて、その時は杉乃井はなかったけど、100年経って今はある。また、浦島太郎が竜宮城にいた時間は700年だったとも言われており、時の流れを感じるものとして右側には『観海寺』のオマージュを、左側には杉乃井を描いきました。このバスだけで完成ではなく、まわりの景色と共に完成する」とそれぞれ話した。
