
元新体操日本代表「フェアリージャパン」の田中琴乃さん(34)が9日午後2時5分、別府市立石垣小学校を訪れて4・5年生に夢を実現するために必要なことについて講演をした。
リボンを手に登場した田中さんに、子どもたちは歓声をあげながら大きな拍手で出迎えた。はじめに、ボールを使ったゲームで楽しく体を動かした。
引き続き、田中さんが「オリンピックという夢の実現」をテーマに講演。小学生の頃に校長室で見たオリンピックの開会式を見て、「琴乃ちゃんもいけるよ」と校長から言われたことをきっかけに、オリンピックに出ることが夢になったという。「小学6年まで、メダルをとったこともなく、県大会3日前に、父親から次の大会で3位以内に入らなかったら新体操をやめて勉強を頑張るように言われて、3日前ではどうにもならないと思ったけど、みんながミスをして初優勝しました。まだ続けられるとうれしかった」。練習を続けて活躍を重ね、日本代表に招集された。
合宿では競争の毎日にストレスがたまり、ご飯を食べられなくなったりケガをしたりと苦しい時期を家族の支えで乗り越えて、北京オリンピックに出場。「夢だったオリンピックに出場したのに、まったく達成感がなかった。そこで、オリンピックに出場して家族に笑顔で手を振ることが夢だったのだと気づきました。ロンドンオリンピックでは7位でメダルはとれなかったけど、笑顔で家族に手を振ることができた。いろんな人に支えられて、今の自分があると思います。誰かに頼られ、誰かを頼れる、信頼できる友達をつくってほしい。いろんなことにチャレンジしてほしい」と子どもたちにエールを送った。
児童代表が「夢を持つことや、夢に向かって努力することの素晴らしさを感じました。私も新体操をしているので、たくさん練習に取り組んでいきたい。勉強やスポーツなど、いろんなことに一生懸命頑張ります」と話した。
