
テープカットを実施した

「赤金御殿と白蓮」の作品を説明した

安枝楠游さんの作品が展示されている
別府市美術館(檜垣伸晶館長)は企画展「赤金御殿と白蓮」「新所蔵品展」を10月25日まで、同美術館和室・企画展示室前ホール・企画展示室・ホワイエで開催している。休館日は月曜日、祝日の場合は翌日休館。休館日は24、28日、10月5、13、19日。観覧料は一般210円、中学生以下無料。今日新聞社など後援。
オープニングセレモニーを初日の12日午前10時、同美術館2階ホワイエで実施した。
主催者を代表して阿部万寿夫副市長(市長代理)が「今回の企画展を開催できますのは、寄贈者ならびに関係者みなさまのご厚意とご協力、そして素晴らしいご縁によるものと思っています。『赤金御殿と白蓮』では、表札、電灯、瓦に戸袋といった珍しい展示もしており、当時の赤金御殿に思いを馳せてください。『新所蔵品展』のホワイエでは水墨画の安枝楠游先生の春シリーズ、企画展示室では別府市美術協会の中條正一先生の油絵を数多く展示。作品所有者の中條裕さんから御寄贈いただきました。その他にも多くの作品を展示してます」とあいさつ。
来賓を代表して西謙二別府商工会議所会頭が「赤銅御殿所有家の矢幅美穂さんとは同級生で、その縁と住んでいた場所が赤金御殿に近かったということで、声がかかりました。矢幅さんが寄贈した美術館にも感謝していますし、一市民として大切に預からせていただきます。貴重な掛け軸を寄贈いただき、感謝申し上げます」と祝辞を述べ、ホテル赤金御殿を経営していた首藤家の長女矢幅さんが「白蓮さんは子どものころに何度かお会いしたことがありますが、とってもチャーミングな方で、高嶺の花というかすごいかわいらしい人という印象です。いろんな思い出が詰まった実家でもある赤金御殿と、私が崇拝していた白蓮さんを私の伯母と紹介していただき感謝しています」とあいさつした。
感謝状が、安枝さん、中條さん=新所蔵品展で作品や遺作を寄贈=に感謝状が贈呈され、代表して安枝さんが謝辞を述べた。
テープカットは、阿部副市長、寺岡悌二市教育長、西会頭、髙橋一成別府市美術館運営協議会長、矢幅さんの5人が行った。またオープニングセレモニーには佐保博士市教育部長、津川文隆市教育課長、同級生代表幹事で元別府市副市長の松丸幸太郎さん、「赤銅御殿と白蓮」の全面協力をした平野芳弘・平野資料館館長、郷土歴史研究家の秋吉收さんも同席した。オープニングセレモニーの出席者や矢幅さん、安枝さんの関係者、来館者が展示を観覧した。
「赤銅御殿と白蓮」は100点、「新所蔵品展」は企画展示室に39点、ホワイエに6点の計45点の作品が展示されている。
初日の観覧に103人が来館し、午前11時すぎに長野恭紘別府市長が観覧に駆けつけ、矢幅さんや安枝さんに感謝の言葉を述べた。
檜垣館長は「見どころは、矢幅さんから赤銅御殿『白蓮の間』に掛けられていた江戸後期の浮世絵師・三畠上龍の《美人図》の掛け軸や柳原白蓮直筆の書などの寄贈を受けました。昨年度に掛け軸の修復や、書の額装を行ない展覧会の準備を進めてきました。その間、旧山の手中学校校舎に保管されていた多くのダンボール箱の中から、赤銅御殿の関係資料が見つかりました。不思議なことに、解体時に寄贈された赤銅御殿の表札や建具の一部も見つかりました。まるで、全てがこの時を待っていたかのように眠りから覚めたのです。美術館2階の和室を中心に、三畠上龍の《美人図》、白蓮の第一歌集『踏絵』の巻頭の歌、昭和29年のホテル赤銅御殿での白蓮の歌碑除幕式で詠んだ直筆掛け軸など、白蓮の直筆色紙軸多数などを展示します」と解説している。
