別府市議会の令和8年第3回定例会⑤

 別府市議会の令和8年第3回定例会本会議が24日午前10時に再開され、一般質問を継続した。
 一般質問最終日となり、午前中は、森裕二氏(ビーワンべっぷ)、塩手悠太氏(有志の会)、午後から吉冨英三郎氏(自民新政会)、森山義治氏(市民クラブ)、谷口和美氏(自民新政会)が防災、熱中症対策、教育、財政、ライドシェアなど幅広く質問を行った。

熱中症対策の取り組みは

森裕二氏(ビーワンべっぷ)

 森裕二氏は、熱中症対策について「どれくらい猛暑日、酷暑日があったのか。緊急搬送数、うち高齢者の数、死亡者は」と質問。
 三代大健康推進課長が「別府には観測地点がないため分からないが、暑さ指数によって大分県が発表する熱中症警戒アラートでは、令和6年50回、令和7年53回、今年8月末時点で39回。今年の5~8月の熱中症による緊急搬送は96人、うち高齢者は62人、死者は0人」と答えた。
 森氏は「高齢者や子どもの対策は」と重ねて質問。末房日出子高齢者福祉課長が「緊急通報システムなどの他、チラシを老人クラブ、通いの場などに配布し声かけをしている」。平松淳一子育て支援課参事は「保育所等では、様々な情報を注視しながら、保育士が細心の注意を払っている」。田中修学校教育課長が「統一的な基準がある。ガイドラインを策定し、各校への対応を徹底している」とそれぞれ答えた。
 森氏は、子どもたちの日傘使用や帽子着用の積極的な声かけ、学校の冷水器の全校設置を求めた。
 また、水泳授業の実施状況を質問。田中課長が「暑さ指数が31度以上、気温が35度以上の場合は取りやめる。それ以外も授業時間の短縮など柔軟な対応をしている。散水や木陰などの活用、遮熱シートの設置、スリッパの使用などを行い、授業後は十分な水分補給をし、健康観察をしている」と答えた。
 熊本地震の災害派遣や部活動の地域移行などについても質問をした。

ウェルネス事業の調査など

塩手悠太氏(有志の会)

塩手 悠太氏

 塩手悠太氏は、新湯治・ウェルネスについて「9月末に事業共創者を選定するが、湯量の確保や地質調査は大丈夫か。安全性の確保は」と質問。
 和田健二市長公室参事兼新湯治・ウェルネス推進室長が「現在、複数の泉源の所有者、関係者と合意を目指している。周辺の地盤調査を行っているが、要求水準書に影響はないと思う」と答えた。塩手氏は「専門家などの調査を入れてほしい」と要望した。
 塩手氏は「収支見込と赤字補填は」と重ねて質問。和田室長が「約7億円の黒字を試算している他、地代、固定資産税が収入としてプラスになる」と答えた。
 また、競輪投票ポータルサイト「ラブリン」について、「現状の売上と登録会員は」と質問。
 大町史公営事業局副局長が「会員数は1万6363人、売上は約2億7684万円で、当初予想より少ない。全国43場とそれぞれ契約し、プロモーションをして伸ばす予定だった。しかし、競輪の施行者が所有、運用する初めてのポータルサイトに警戒感が広がったのか進まなかった。残り3場となり、目途がついている。試験的にプロモーションをしたところ伸びているので、今後は順調に伸ばせると思う」と答えた。上田亨競輪事業管理者は「ポータルサイトは全体の中の1つ。戦略的に使い、全体の売り上げを上げることが大切」とした。
 多様化学校制度の導入などについても質問した。