第67回「鉄輪湯あみ祭」賑わう

鉄輪むし湯前広場で一遍上人像に
温泉をかける稚児たち
渋の湯で河野永福寺住職が
一遍上人像を清めた

 第67回「鉄輪湯あみ祭」が20~22日に温泉山永福寺や鉄輪むし湯周辺で開催され、賑わった。
 永福寺に伝わる「絵とき法話」によると、鎌倉時代中期に活躍した一遍上人が豊後の国を訪れた際、一遍上人が念仏を唱えて荒れ狂う鉄輪の地獄を鎮め、1カ所だけ鎮まらない地獄に蒸し風呂を築いたと伝えられている。「湯あみ祭」は、一遍上人にゆかりのある鉄輪むし湯、渋の湯、熱の湯を中心に、鉄輪に立ちのぼる噴気と温泉に感謝するお祭り。
 期間中、「かんなわ朝市日和」、開湯750周年記念講演会、冨士屋一也百ホールで、別府大学が所有する一遍上人についてのパネル展も行われた。他にも、「鉄輪ろーかるクイズ王決定戦」、ピチカート・スティール・バンドライブ、竹筒に納められた温泉を1年間供養したものをお焚き上げをする「献湯筒法要」、お寺de怪談、ゆかた宵祭、奉納踊り、餅つき大会&ふるまい、第2回「一湯一念湯男一番がけ」、御接待など様々なイベントが行われ、多くの人が訪れて盛り上がった。
 21日午前10時半から、永福時で河野憲勝住職の読経に合わせて、稚児らが大きな数珠をみんなで回した。その後、稚児行列が行われ、一遍上人像とともに子どもたちが巡行。河野住職が渋の湯とむし湯でお清めをし、1年の厄を払った。むし湯前の広場で一遍上人像に稚児が温泉をかけ、手を合わせた。別府市内から初めて姉妹で参加した井上陽南子さん(8)は「温泉をかけられる(一遍上人像の)気持ちはどういう感じなのかなと思った。衣装は少し歩きにくいけど、おしゃれ」。芽衣子さん(6)は「(衣装を着れて)ハッピーな気持ち」とそれぞれ話した。