別府大学が説明会・現地見学会を実施

玉川剛司史学・文化財学科教授が
古墳内部で説明した

 別府大学は国指定史跡「鬼ノ岩屋古墳」の説明会および現地見学会を9日、別府市立上人小学校で実施し、同校教員22人が参加した。
 同説明会では、上人小学校に隣接する国指定史跡「鬼ノ岩屋古墳」について、教員に理解を深め、今後の児童教育に活かすことを目的として開催されたもの。玉川剛司同大学史学・文化財学科教授は、同大学文化財研究所による鬼ノ岩屋古墳の学術調査にも長年携わっている。
 はじめに同小学校多目的ホールで、「鬼ノ岩屋古墳の装飾」をテーマとした講義を行った。鬼ノ岩屋古墳の大きな特徴である「装飾古墳」について解説をし、装飾古墳とはどのようなものか、その描かれ方や彩色方法、装飾の特徴などについて説明した。また、古墳内部に描かれた盾や船、人物、馬などの文様についても紹介し、壁面を直接観察した際の状況や、赤外線調査によって確認された装飾の内容について、画像を用いながら分かりやすく説明した。
 玉川教授は「国指定史跡の古墳が小学校の敷地内に存在することは非常に珍しいこと。子どもたちにも地域の貴重な歴史遺産が身近にあることをぜひ知ってもらいたい」とメッセージを送った。
 講義終了後、実際に鬼ノ岩屋古墳1号墳・2号墳に移動し、現地見学を実施。参加した教員は、玉川教授の解説を聞きながら石室内部を見学し、装飾が確認されている箇所などを実際に観察した。