木造住宅耐震リフォーム達人塾

模型を使って
耐震補強について実演した

 大分県主催の令和8年度「木造住宅耐震リフォーム達人塾in別府」が8日から10日まで、こもれびパーク多目的室で開催された。名古屋工業大学高度防災工学研究センター、大分県建築物総合防災推進協議会、別府市が共催。NPO法人達人塾ねっと後援。
 達人塾は、巨大地震時の住宅被害を減らすため、古い木造住宅の耐震改修促進に向けた建築士・設計士等のスキルアップをサポートする名古屋工業大学高度防災工学研究センターの取り組み。大分県は、木造住宅の耐震化率向上に向けた取り組みを推進しており、住宅所有者の費用負担を軽減できる低コストの工法の講習会として行った。施工実演コース、アドバンストコース、地域応援コースの3つのコースを実施した。
 8日に行われた施工実演コースでは、10人が参加。工学博士で構造設計一級建築士でもある井戸田秀樹センター長と丸谷勲株式会社U建築、UK二級建築士事務所代表取締役が講師を務めた。井戸田センター長は「耐震補強では、金具を上手に選択することが大事で、金物工事が命」とした。丸谷社長は、実際の施工経験から「現場で設計変更が起こるのは、当たり前」とし、設計事務所が別の場合は、相談をしながら進めることや「居住者の生活に配慮した設計が大切。補強内容にメリハリをつけ、付帯工事を減らすことで低コストにもつながる。また、現場に多くの種類のネジなどを持ち込まないこと。必要最低限の種類を持ち込むことで、ミスを減らす工夫が大切」などと話し、低コストでしっかりとした耐震補強の施工について説明をした。
 実際に模型を使って、金具設置や合板の張り方などを実演。参加者も体験した。