別府市消防本部は28日午前8時40分、同所4階会議室で仕事納め式を行った。
須﨑良一消防長が「令和3年も残すところ、あと3日となりました。この1年を振り返ってみますと、コロナ一色と極めてまれな年と感じております。毎日、感染情報を確認し、救助大会をはじめ救急フォーラム、すべての消防行事が開催されますことを切に願っております。今年はデルタ株により、徹底した感染防止対策を強いられ、気苦労の多い1年になったと察しております。このような中、職員から1人も感染者を出さず、職務に精励されたことに、心より敬意を表します」
「各地で発生する災害を、私たちは『対岸の火事』と思わず『明日は我が身』と捉えなければならない。さらに財政面では、本市の経済はこの2年間、あらゆる産業で低迷し厳しい予算編成をしています。市民サービスの向上に尽力をいただいたことに重ねて感謝申し上げます。今後も消防行政の更なる発展のため、常に市民視線、市民ニーズを忘れることなく、負託に応えられる組織力と、皆さんの勇気と英知を十分に発揮され、たゆまぬ努力を惜しまぬよう、お願いします」
「本部員は有事に備え、署員は市民や観光客の皆さんが安心して年末年始を迎えられるようプロとして緊張感を持った勤務にあたるようお願いします」と訓示を述べた。
なお仕事納め関連については、別府市上下水道局は午後3時、別府市役所は午後4時、別府市教育委員会は午後4時30分からそれぞれ行った。