1週間で248人が感染

 別府市は、直近1週間(14~20日)の市内の新型コロナウイルスの感染状況を、大分県の発表を基にまとめた。
 1週間の感染者は248人で、今年に入って5日に市内の感染者が確認されて以来、309人の感染が確認されている。昨年の第5波よりも早いペースで感染者が増えている。
 20~40代が115人で全体の46%とほぼ半数を占めている一方で、高齢者福祉施設でのクラスター(集団感染)もあり、60歳以上も55人で、全体の22%となっている。
 感染経路別では「不明」が最も多く74人で、全体の30%。また、陸上自衛隊別府駐屯地でのクラスターもあり、「職場」が57人と高くなっている。他には、家族42人、知人24人、医療機関・施設21人、県外12人、学校10人、会食・飲食店利用8人となっている。
 大分県内でも1日の新規感染者が300人を超える日もあり、感染状況は「ステージ3」となり、来週には、初めて国に「まん延防止等重点措置」を要請することにしており、急激に感染拡大が進んでいる。
 別府市では「1人ひとりが基本的な感染予防対策を徹底するなど、感染を予防する行動を強く意識することが重要。不要不急の外出は控え、体調不良の時には、早めにかかりつけ医または県の受診相談センターに相談を」と呼びかけている。