別府ライオンズクラブ(三重野修二会長)は17日午後1時30分、別府市立東山幼小中学校(植野慎一郎校長・園長)で中学生8人の卒業を記念して、ヤマザクラ1本の植樹を行った。3月に卒業する中学生6人、別府LCから三重野会長、小野正明前会長らが出席した。
青少年健全育成の取り組みとして毎年、中学の卒業記念として植樹を続けており、今回で11年目。校内には、これまで植樹した場所を「卒業記念の杜」として、卒業生の思い出の場所となっている。
今年も昨年、一昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策をしながらの卒業式となる。
植樹式では、植野校長が「ライオンズクラブの皆さん、毎年、立派な記念樹をいただきまして、本当にありがとうございます。中学3年生の皆さんは、あと2週間で卒業式を迎えます。これから高校受験の総仕上げと並行して、卒業に向けた取り組みを本日の植樹祭を皮切りにしていくことになります。この樹木のように厳しい寒さや強い日差しを受けながら年輪を重ねて行って成長するように、色んな経験をして大きく成長して下さい」。
三重野会長は「物が溢れている時代ですが、我々が今いるのは過去のご先祖様のおかげです。便利な時代だからこそ、便利な道具を使っていることに感謝しないといけません。東山で植樹を続けていますが、我々も感謝の気持ちで、愛を持って愛の心で当初からしています。卒業生も、次の人生を感謝の気持ちを持って過ごして下さい」とそれぞれあいさつ。
東山中学校での残り少ない生活に思いを馳せながら、全員で順番に土をかけて木を植えた。
記念撮影後、生徒を代表して安西裕紀さん(15)が「僕たちは巣立っていきます。4月に桜の木を見て、みんなで中学校時代の思い出を振り返りたいと思います」と謝辞を述べ、参加した中学生全員が「ありがとうございました」とお礼を述べた。
卒業式は3月4日に挙行される。