朝日中1年生が別府の魅力を伝える

佼成学園高校2年生に対して別府の魅力を伝えた

 別府市立朝日中学校1年生は総合的な学習の時間として「東京私立佼成学園高校2年生に向けて、別府の魅力を紹介しよう!」を18日午前10時50分、Zoomを使って行った。
 総合的な学習の時間の年間テーマ「知ろう、学ぼう、届けよう~別府の魅力を再発見~」のもと、昨年10月の文化祭で郊外学習やネットでの調べ学習の成果をまとめて、発表した。今回は、その原稿を基にし、以前より教諭間の交流がある東京の佼成学園高校に向けて別府の魅力を伝えることとなった。交流を通じて、新型コロナウイルス感染症が収まったら「別府に行ってみたい」と思ってもらうことが目的。
 1年生5クラス143人を代表して各クラスから1班ずつ計24人が①歴史②食③自然と文化④温泉⑤地獄―について発表した。
 発表を聞いた高校生からは「別府市の魅力を分かりやすくプレゼンテーションしていただき、ありがとうございました。特に印象的だったのは、温泉。ただの温泉ではなく、特徴的な坊主地獄、かまど地獄などを行きたくなるようなプレゼンテーションでした。分かりやすく要点をまとめて、ハキハキとした発表でした。人との関わりが少ないこのご時世、画面上ですが、皆さんと対話が出来て本当に嬉しく思っています」、「祖父が大分に住んでいたのですが、別府のことはあまり知りませんでした。とり天は知っていましたが、初めて作ったレストランが別府にあるとは知りませんでした。新しい情報が知れたので、今度は地獄めぐりに行きたいと思います」、「中学生が自分たちで探究している事を知り『愛が深い』と感じました」とそれぞれ感想を述べた。
 「歴史」について発表した川野玲旺さん(13)は「発表しましたが、緊張しました。自分が小学校のころに知っていた情報に、新しい情報を足すところに苦労しました。高校生から感想をもらったときは、嬉しかった。地元で温泉が好きなので、『温泉』について学びたい」と述べた。
 今回の発表は1年生各クラスでも見ており、班の発表が終わるごとに各クラスで拍手が起こった。