別府市野口原の陸上自衛隊南駐屯地と同駐屯地が所管する自衛隊別府病院が17日、業務を終了し、40年以上にわたる歴史に幕を閉じた。
昭和49年に陸上自衛隊別府地区病院が開設され、53年に南駐屯地を新設。63年から「自衛隊別府病院」に名称を変更し、リハビリテーションセンターを有する自衛隊病院唯一のリハビリテーション病院でもあった。
防衛省は、自衛隊病院全体の見直しを行い、今年度での廃止が決まり、昨年11月末には診療業務を終えた。隊員らはすでに異動をし、残務処理をする隊員が残るのみだった。
吉積司病院長が看板を取りし、廃止業務を完了。門の前では、残務処理を終えて出てきた隊員が名残惜しそうに記念撮影をする姿も見られた。
敷地面積は、官舎部分も含めて約3万3千平方㍍で、今後は更地にすることにしており、利活用については未定。