北浜の「お札所地蔵」でお披露目

地域の人が集まってキレイになったお札所で読経が行われた
可能な限り復元された天井絵

 別府市北浜2丁目の海門寺公園東側にある「お札所地蔵」の天井絵が修繕され1日午前11時、お披露目が行われた。
 文久2年に第14世玉潤禅師が建立し、元禄5年に安部孫右衛門が一宇を建立したとされている。仏教の修行で悟りを開いた十六羅漢や六地蔵(地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道の地蔵菩薩)を祀っている。昭和30年代初期に道路の拡幅工事に伴い、現在の場所に移設された。
 「今では物置にようになっていて、何とかしたいと思っていた」と話す佐藤勝利北浜2丁目自治会長。波止場神社の天井絵が復元されたと聞き、別府市日本画協会に依頼し、協会の日本画教室に通う生徒が可能な限り元の絵を復元した。
 この日は、海門禅寺の住職が訪れて読経を行った。
 お札所地蔵様運営会の林道弘会長は「お地蔵様は、それぞれの悩みや行動を見守っています。もっと多くの人に知ってもらいたい。皆さんの力を得て、立派なお堂になりました。今後も、盛り上げてもらいた」とあいさつをした。