大分県は19日、令和4年3月の宿泊客等の動向速報値を発表した。宿泊客(187施設)は31万2007人で、前年同月と比べて33・6%増となる見込み。感染状況は高止まりが続いているものの、減少傾向にはあり、全国各地でまん延防止等重点措置が解除されたことから、旅行マインドが高まったとみられ、2月と比べて84・6%増えている。別府市内でも卒業旅行と思われる若い世代の旅行者の姿が多く見られた。
日本人の宿泊客は31万911人で、前年同月対比34%増。出発地別では、福岡県が最も多い9万1974人、次いで、関東5万3871人、県内5万543人、その他九州3万8461人、近畿3万1002人、中国1万9825人、中部1万5055人、四国5618人、東北・北海道4562人となっている。
一方で、外国人宿泊客は、以前として入国規制が続いていることから、1096人にとどまり、前年同月比で29・7%減となる見込み。
有料観光施設(29施設)の入場者者は、41万6450人で、前年同月比37・2%増。前年比で屋内施設は22・5%、屋外施設は44・3%とぞれぞれ増加している。
4月からは「新しいおおいた旅割」がブロック別でも利用できるようになり、沖縄・九州ブロックでお互いに活用し合うことで、さらに訪れる人が増えていることが予想される。気候もよくなり、ゴールデンウイークの大型連休も控え、各施設ともに感染予防対策を徹底し、安全に安心して訪れてもらえるように取り組みを続けている。