大分県猟友会(長井健三会長)は第46回猟友鳥獣供養祭を22日午前11時、志高湖で行い、約30人が出席した。
火男火売神社の加藤兼司宮司が神事を斎行し、祝詞を読み上げた。長井会長、来賓の河野貴可大分県頭部振興局森林管理班主幹、後藤省吾別府警察署生活安全課長、塩出政弘別府市農林水産課長、富田能範別府市猟友会会長らがそれぞれ玉串を捧げた。
長井会長が「他の団体もそうですが、猟友会も高齢化が進んでおり、現在、後継者の育成に取り組んでいます。中長期的な目標として掲げています。有害駆除にドローンの活用など短期的な計画もしています」。
来賓の河野主幹が「県内では毎年、ニホンジカ4万頭、イノシシ3万頭以上が捕獲されています。今後も、鳥獣による農作物被害額の減少に努めて参りたいと思いますので、ご協力お願いします」、後藤別府署生活安全課長、塩出市農林水産課長、志高湖を管理する(株)リキャンプの藤田祐樹リキャンプ別府志高湖マネージャーがそれぞれあいさつして、供養祭を終了した。
別府市では昨年度、イノシシ615頭、シカ1313頭、小動物(アライグマ、アナグマ、タヌキなど)159頭の計2087頭を捕獲しており、7年連続で1500頭、2年連続で2千頭を超えている。