大分県はこのほど、令和4年4月の宿泊客等の動向速報値を発表した。
宿泊客は28万596人で、前月と比べると3万1411人減少しているが、前年同月と比べると42・9%増となる見込み。また、4月後半からのゴールデンウイークでは、3年ぶりに行動規制のない大型連休となり、多くの人が訪れている。
宿泊客のうち日本人は27万8666人(前年同月比42・3%増)。一番多いのは、福岡県からで9万3087人、次いで県内4万7809人、その他九州4万1538人、関東3万8577人、近畿2万1347人、中国1万7456人、中部1万20人、四国5592人、東北・北海道3240人となっている。大分県民に加え、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、山口県、愛媛県の県民も「新しいおおいた旅割」を利用して対象宿泊施設に宿泊可能となっていることから、近県からの宿泊客が多いとみられる。
一方で、未だに入国規制が続いている外国人観光客については、宿泊客は1930人だが、前年同月比では245・9%増となる見込みで、6月からは入国規制が緩和されることが発表されており、徐々に外国からの観光客も増えるものと期待されている。
有料観光施設の入場者の動向は、35万8999人で、前年同期比で38・3%増。屋内施設では19・9%、屋外施設では46・4%それぞれ増加した。