日出町が「花咲くエールプロジェクト」

中央公民館会場の参加者と輪投げをする中島さん(右)

 日出町は、新型コロナウイルスの感染予防をしながら健康づくりをする町民を応援する「花咲くエールプロジェクト」をスタートさせた。
 日出町のお達者年齢(健康寿命)は、令和元年度時点で、男性80・29歳で県内3位。女性は、84・73歳で県内5位となっている。県内1位を目指して、新たな視点として①自身の健康づくりの取り組みを評価して次の取り組みを行う②誰かとつながりを持つこと(社会参加)ーを取り入れることで、コロナに負けない体づくりと地域づくりを目指す。
 参加方法は、個人の健康づくりでは、月ごとの決まった取り組みにチャレンジすると5点もらえる。6・8月は毎食後に歯磨きをする、10月は毎日朝食を食べる、7・9月は睡眠時間を確保する。月目標以外でもそれぞれで、よく噛んで食べる、ウォーキングをする、節塩を心掛けるなど、身近な出来ることを出来る範囲をすると5点。1カ月の健康づくりを振り返る(5点)、がん検診を受診または申し込み(5点)。
 社会参加チャレンジとして、自治会の活動に参加したり、ボランティア活動、地域の会議など外に出て人と交わる活動をした人には、1回5点がもらえる。これらの取り組みを「花咲くチャレンジノート」に記載して提出すると、ガラポンに挑戦。抽選でうま塩メニューランチ&宿泊券や、電動歯ブラシ、空気清浄機など豪華景品が当たる。
 景品が当たらなかった人には、取組期間中の総合点が55点以上の人の中から、抽選で「がんばったで賞」をプレゼントする。
 オープニング講演会が5月31日午後2時、町中央公民館でタレントの中島知子さんが「健康のために今できること」をテーマに行われた。オンラインで4会場をつないだ。
 中島さんは「私の一番の健康法はカラオケに尽きると思っています。小さなカラオケスナックを開きたいと思い、別府市に移住し、ラウンジでノウハウを学ぶため、修行をしました。地元の人はもちろんですが、観光客も来る。私も体力には自信がありましたが、皆さんタフ。以前、太陽に正面から当たらないと健康になれないと聞いたので、太陽に当たりながら散歩をしている」と話した。
 また、花咲くエールプロジェクトの取り組み内容について説明をし、会場の人とガラポン抽選の予行練習を行ったり、輪投げをしたりして軽く体を動かした。