令和4年第2回別府市議会定例会が8日午前10時、再開されて議案質疑が行われた。
▽阿部真一議員(自民党議員団)が新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金について「別府市の交付予定額、上程したどのような事業に充てられるのか」と質問。
矢野義知財政課長が「コロナ禍における原油価格・物価高騰対応分での交付限度額は3億5131万5千円。事業は、プレミアム商品券発行事業、18歳以下の子育て支援へのクーポン券支給事業、バス事業者への燃料費高騰対策事業、私立保育所への給食食材費口頭対策補助事業の4つの財源として計上している」と答えた。
そのほか、保育所入所に要する経費などについて質問した。
▽穴井宏二議員(公明党)が予防接種に要する経費の追加額について「子宮頸がん予防ワクチンのHPVワクチンの予防接種でキャッチアップ接種が言われているが、分かりやすく言うと」と質問。
和田健二健康推進課長が「積極的推奨を差し控えていたときに、対象年齢を過ぎ公費での接種機会を逃した人に、公平な接種機会を確保する観点から、令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間に限り公費での接種機会を設けるもの」と答えた。
穴井議員は「自費で接種した人への助成はどうなっているのか」と質問。
和田課長は「令和4年4月1日から、別府市に住民票がある人に償還払いで対応します」と答えた。
そのほか、別府市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正などについて質問した。
▽森山義治議員(市民クラブ)が交通体系整備促進に要する経費の追加額について「別府市内では交通不便地域や空白地域などで、2016、19年にデマンドタクシーを行いました。実証運行をする前に移動手段の説明などをしていました。新規事業をする際、住民の意見などを集約することが重要。今回のコミュニティバスの運行事業、運行車両について、委託料は本格事業なのか」と質問。
行部さと子政策企画課長は「今回は、別府市タクシー協会に業務委託します。路線が廃止となり運行が困難となる前に、車両などを確保した上で、早急な代替手段を成立する必要があったために短期的に運行が可能な実証方式で行います」と答えた。
▽美馬恭子議員(日本共産党議員団)が認知症高齢者の対応について「認知症に起因する賠償責任保険の公費と見守りを支援するGPS購入費がある。実施目的は」と質問。
阿南剛介護保険課長が「個人賠償保険は、認知症の人が引き起こした事故などに対応する賠償責任保険に市が加入することで、認知症の方を見守る負担軽減をはかるもの。対象者はオレンジステッカー登録者です。GPS購入費は、家族が見守るためにGPSを購入する補助金を支出します。家族、それを支援する人、本人の社会参加を推進するものとなると考えています」と答えた。
そのほか、こども家庭室などについて質問した。
▽泉武弘議員(行財政改革クラブ)が物価高騰対策プレミアム商品券発行に要する経費について「1万円で購入したものが1万3千円使える。事務費で7千万円かかる。市場活性になるのか」と質問。
竹元徹産業政策課長が「地域活性化の実効性があると考えています」と答えた。
泉議員は「効果が無ければ、上乗せする必要はない。買ってもらわなければ意味がない。今回の20万冊の中で、移動手段の持たない高齢者の方など購入が難しい方への対応は」と質問。
竹元課長が「予約はコールセンター30回線に増やして受けていました。予約も購入も代理の方で行えるようにしました」と答えた。
泉議員は「生活困窮家庭や障がい者の方が買えるような特別枠は出来ないのか」と追求。
竹元課長が「出来るだけ多くの方に購入してもらいたいという観点から、特別枠は設けていません」と答えた。
そのほか、予防接種に要する経費などについて質問した。
上程中の議案は、すべて3つの常任委員会に付託された。