玄睦書道会(伊吹悦子会長)は15日から19日まで、大分市のアートプラザで第23回作品展を開いている。300人の会員と500人のお弟子さんたちの作品1070点を展示している。
幼稚園児の硬筆から、中央展に入選したベテランの作品を一堂に集めたもので、コロナ禍で昨年は開催できなかったため2年ぶりの作品展。
初代会長の故首藤春草氏の作品や2代目会長の故藤沢節文氏の遺作も特別出品。伊吹会長は四季折々の写真とコラボした作品を展示している。中には「WORLD この世界は愛で出来ている」と英語を書いた作品も。しかし古典が基本だそうで、漢字のものや漢字とひらがなを合わせた調和体の作品が多い。
会場では静かな雰囲気の中で、ゆっくり作品を鑑賞する姿が見られる。
伊吹会長は「2年ぶりに作品展を開催できて大変うれしい。会員の日ごろの努力が形になった。出品した作品に満足するばかりではなく、反省する点もある。だから、やっぱり作品展は大事です。玄睦会の『睦』とは仲よくするという意味があります。その伝統が受け継がれているのは先生たちのおかげです」と話している。
作品展は18日までは午後5時までだが、最終日は午後4時まで。