公益社団法人別府市シルバー人材センターは17日午前10時、ビーコンプラザで令和4年度定期総会を開催した。コロナ禍のため、人数を制限して行われた。
藤野博理事長が、70歳以上で在籍5年以上、就業延日数550日以上の会員30人を代表して加藤マス子さんに感謝状を手渡して「本来なら、皆さんのご労苦に報いるため総会で皆さんの前で贈呈すべきだと思いますが、代表者表彰にさせてもらいました。昨年は、コロナに振り回された1年で、わずかですが、2年連続で受託事業金額は目標の2億円を達成できませんでした。一方で、派遣事業は順調に推移しています。状況は厳しいですが、今後とも一丸となって盛り上げてもらいたい」とあいさつ。
議事に入り、令和3年度の事業・決算・監査報告、役員の選任を審議、承認。令和3年度の受託事業は5067件で、契約金額は約1億9700万円だった。派遣事業は、平成26年度の事業開始以来、最も高い契約金額、約3400万円で受託事業と派遣事業の総合計では、過去5年でもっとも高い契約金額となった。事業運営については、経常収益計は約1100万円の増益となり、経常費用系は約1389万円の増加。当期計上増減額は、約435万円の減収。昨年8月に事務所を移転したことに伴い経費が増加し、収益を上回ったことが原因。また、令和4年度の事業計画と予算案について報告をした。
総会終了後、臨時の理事会を開き、新しい理事長に中尾薫氏、副理事長に大平順治氏が選ばれたことを報告し、中尾理事長があいさつをした。