大分県立別府翔青高校GC(グローバルコミュニケーション)科は「高校講座」をこのほど、同校会議室で行い、1~3年83人が出席した。
講師は、別府翔青高校統合前の大分県立別府羽室台高校を1988年3月に卒業した外務省経済局漁業室首席事務官の藤内明弘さん(52)が務めた。
「最初は英語を使った仕事が出来ればと思っていた。皆さんも将来に何をしたい、何をやりたいということをこのタイミングで決まっていなくてもいい。いろんな事に興味や関心を持って、自分が何に向いているのかを模索することは続けてほしい」と切り出した。
「国際的な仕事をしたいと思い、留学のシステムがある上智大学を選んだ。そこで、きちんと勉強しないと感じた。周りも国際的な仕事をしたいという人が多かったので、刺激を受けました」と述べた。
外務省の仕事内容や役割、外交政策や国際情勢などを説明。日本が外交する上の5つの取り組みとして▽日本と国際社会の平和と安定の確保▽途上国の開発支援と地球規模の解決への貢献▽日本経済の再生と国際社会の繁栄の追求―などを挙げた。
質疑応答では、生徒の質問に丁寧に答えた。
佐々木美姫さん(16)=2年=は「外国の方と話すことに興味があったのですが、実際に話している人の話を聞いて『もっと英語を勉強したい』と思いました。私はスペイン語を第二外国語で取っているのですが、もっと勉強していきたい」と感想を述べた。