大分みらい信用金庫第101期総代会

3年ぶりに通常の形で開催された総代会であいさつする森田理事長

 大分みらい信用金庫(森田展弘理事長)はこのほど、第101期通常総代会をビーコンプラザで開催した。過去2年間は、新型コロナ感染予防のため、総代の人数を制限して開催していたが、今年は総代の改選期にも当たることから、3年ぶりに通常の形での実施となった。総代141人中、33人が新たに総代となった。
 森田理事長が「おかげさまで4月12日に創立100周年を迎えることが出来ました。総代の皆様をはじめ地域の皆様の長年にわるご支援ご協力のおかげです。心から感謝申し上げます。100周年の次の時代を見据えて策定した『10カ年長期事業計画』に基づき、令和3年度から中期事業計画『第1次「シンカへの挑戦」3カ年計画』をスタートさせました。DXへの対応スピードを加速させ、お客様の利便性や満足度を高めていくため、専門人材の育成に力を入れていく」などとあいさつ。▽お客様支援の進化▽収益力の強化▽エンゲージメントの向上▽ブランド力の新化▽経営管理と統合的なリスク管理態勢の強化の取り組みの成果を報告した。
 預金・積金の期末残高は4276億3200万円で、前期比52億1100万円増となった。貸出金の期末残高は2088億4100万円で、前期比0・3%増。企業の売上高に当たる経常収益は、59億1300万円(前期比0・83%増)、業務純益は11億800万円、経常利益は8億3100万円、当期純利益は6億2800万円で黒字経営となっている。自己資本比率は12・98%で、前期比0・07ポイント上昇した。
 子会社のべっしん綜合サービスを含めた連結決算は、経常収益59億8800万円、経常利益は8億3700万円、連結自己資本比率は13・02%(前期比0・08ポイント上昇)だった。
 役員人事も行われ、久保孝徳氏(56)が常勤監事、中尾薫氏(71)が非常勤監事に、これまで常勤監事だった後藤誠一氏(64)が非常勤監事となった。また、時枝喜久生非常勤理事・相談役(70)、久保利彦非常勤監事(67)、池部光非常勤監事(78)が退任となった。