第17回視覚障害者全国交流登山大分大会が9月23~25日まで、別府市を中心に開催されるのを前に、実行委員会(渡辺純実行委員長)が記者会見を開き、ボランティアなどの参加を呼びかけた。当初は2020年に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で開催を延期していた。
1989年に第1回が山梨県の芽ケ岳で開催され、これまで16回、東日本集会と西日本集会で2年ごとに開催している。視覚に障がいがあっても、登山を楽しむ人は全国に大勢いる。九州で開催されるのは初めて。
大分県で開催したいと、「大分こもれび会」が中心となり、誘致活動を実施した。同会は、障がいのある人もない人も区別なく、対等な立場で助け合って、登山などの野外活動を行い、親睦を深めている。
全国の団体にはすでに声かけをしているが、県内の参加者や大会運営、登山支援などのボランティアも募集している。視覚に障がいのある人や補助者約50組ほどを募集。締め切りは8月末まで。1人分の参加費は、全日程(2泊3日)は3万円、1泊2日は1万5千円、登山・宿泊1万5千円、登山のみ5千円。ホテルから登山口までの往復の交通費や弁当代込み。
コースは、ミドルコース(日出町経塚山)とソフトコース(別府市志高湖・東山ハイキングコース)の2つ。ミドルコースは昼食時間込みで約3時間、ソフトコースは約1時間半から2時間ほどの行程。問い合わせは事務局(電話66・8178)へ。