明豊中学校は出張授業「届けよう、服のチカラプロジェクト」を6日午前11時30分、同校体育館で実施し、1~3年生167人が出席した。
同プロジェクトは、日本全国の小・中・高校で、児童・生徒が主体となり、着なくなった子ども服を回収する活動。プロジェクト開始時、服が持つチカラや難民についてスライドで説明する出張授業を実施。その後、児童・生徒が学校の授業や生徒会活動などで着なくなった服を回収し、回収された服は難民や避難民など、世界中で本当に服を必要としている子どもたちに有効利用してもらうために届ける。
講師は、(株)ジーユーゆめタウン別府店の高砂賢人店長、社員の伊南郁未さんの2人。
今回の内容は▽服のチカラって何?▽難民ってどんな人?▽皆さんと達成したいこと―の3点。
高砂店長が「服のチカラってなんだと思いますか」との質問に、生徒が答えた後、「所属や職業をあらわしたり、気持ちを表したり、おしゃれを楽しむなど自分の個性を表すもの。また、命を守るもの」と説明。
着なくなった服の活用法、「服のチカラ」を届けたい人、難民について、服が届くまでの流れなどを話した。
出張授業終了後、津留蒼生・生徒会長(14)が「しまっていた服を難民の人に有効利用してもらうことが分かりました。積極的に活動していきたい」と話した。
今後、明豊中学校では生徒会が主体となってプロジェクトに参加する。