大分県建設業協会別府支部(和田修支部長)の労務安全委員会(平野英太郎委員長)は7日午前10時、令和4年度全国安全週間に伴う安全パトロールを市内3カ所で実施した。
週間は、安全意識の高揚と労働災害の減少を図るため、1日から7日まで「安全は 急がず焦らず怠らず」をスローガンに実施された。
労務安全委員や大分労働基準監督署から5人が出席。平野委員長が「些細なことから事故は起きます。気づいた点があれば言ってもらいたい」とあいさつ。柴田健一大分労働基準監督署安全衛生課長は「労働災害は長期的には減少しています。協会による安全活動を続けてきた成果だと思います。しかし、まだ命を亡くしたり、重篤な事故があります。過去に起きたような事故が繰り返し起きています。そういった事故を未然に防ぐとともに、1人ひとりの安全文化の構築に努めてもらいたい」とあいさつ。
午前中は、市内2カ所で新築工事の現場を、午後からは大分県も加わり、土木現場を回った。
現地責任者の話を聴きながら、管理体制や墜落災害防止、建設機械やクレーン等の取り扱い状況、足環の安全などをチェックした。
夏場ということもあり、現場では1時間に1度の水分補給や温度計の設置などをして、熱中症対策にも取り組んでいる様子がみられた。