別府市は22日午後2時、市役所で環境保全審議会を開催した。
はじめに、阿南寿和副市長が委員18人を代表して、明石光伸氏に委嘱状を手渡して、「自然環境、生活環境の保全に関する重要な審議をしていただきます。皆さんの知識と経験をいかし、ご指導をいただきたい。別府市では、1月25日に気候非常事態宣言をしました。地球温暖化など気候変動を再認識し、再生可能エネルギーの利用など積極的に取り組んでいきたい。豊かな自然環境を残していきたい」とあいさつ。
引き続き第1回審議会を開き、会長に明石氏、副会長に大平順治氏を選任。明石会長が「市民のために、安心して安全に暮らせるように少しでも寄与したい。キタンのないご意見をいただきたい」とあいさつをした。
令和元年11月に開催して以来、審議会の開催は3年ぶりとなる。事務局の生活環境課からは「取り急ぎ審議はないが、環境基本計画の審議に入りたい」との考えが示された。
報告事項として、保護樹等行為許可として、おじかのカスミザクラ、中央公民館のクスノキなど、通行に支障があり剪定したものや立ち枯れなど審議会が開かれていなかった3年間の案件9件について報告が行われた。委員からは「保護したのだから、保護樹が枯れるのは、指定した側としては残念。監視をお願いしたい」と指摘があった。