気象庁は3日午前11時31分、台風11号に関する情報を発表した。
台風11号は3日午前10時、石垣島の南南東約150㌔㍍の海上にあり、ゆっくりと北進している。
中心の気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40㍍、最大瞬間風速は60㍍で中心から半径130㌔㍍以内では風速25㍍以上の暴風となっている。
3日夜のはじめごろから4日未明にかけて大型で強い勢力で、先島諸島にかなり接近する見込み。その後、台風は5日にかけて東シナ海を北上し、次第に進路を東よりに変えて、6日には九州へ接近するおそれがある。
また、前線が西日本から東日本へのびており、前線は4日にかけて日本海まで北上する見込みだが、前線に向かって、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気や台風からの暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本から東日本を中心に大気の状態が非常に不安定となると予想している。