大分県は5日、就業状況を調べる国の調査について、別府市の調査員が調査員証を紛失していたと公表した。
就業構造基本調査は国が15歳以上の雇用形態など就業状況を把握することを目的に5年に1度行っているもの。10月から調査が始まるのを前に、8月30日に別府市の調査員を対象とした説明会が市役所で行われた。それぞれに調査員証が配布されたが、この内の男性1人が帰宅後、調査員証を紛失していることに気付いた。県によると、現時点で調査員証が悪用されたという報告は受けていないということだが、紛失した調査員の番号「202―02―054」を無効とし、ホームページで周知する。
県では、調査員が個人の通帳の口座番号やクレジットカードの情報などを聞き取ることはないとして、注意を呼びかけている。