県別府土木事務所が優良工事表彰

令和3年度に終了した工事を対象に優良2社を表彰

 大分県別府土木事務所(岸元和明所長)は令和4年度別府土木事務所優良建設工事表彰を28日午前10時、同事務所別棟大会議室で行った。
 別府土木事務所管内の一般土木工事で、令和3年度に完了した設計金額800万円以上の工事を行った業者が対象。A、B級から1社、C級から2社(今回該当なし)、その他から1社(今回該当なし)から選ばれる。基準は▽工事成績評定点が80点以上の工事▽表彰までに指名停止や不法行為などがない優良業者▽当該工事に関して、地元および地権者などとトラブルがないこと―など総合的に判断する。
 今回表彰されたのは▽「A級の部」令和2年度砂防堰堤工事「明大工業(株)」=藤澤正浩代表取締役社長、星野孝弘現場代理人。▽「B級の部」令和3年度急傾斜地崩壊対策工事「(有)シビルロテック・」=鬼束康晴代表取締役社長、矢野貴三主任技術者。
 表彰式では、各社の代表に表彰状を手渡した岸元所長が「インフラ整備という重要な使命を担い、県の発展に尽力していただいています。今回授賞された工事は、施工管理に優れ、創意工夫や環境への配慮などに務め、極めて優秀なものでした。このような優れた工事を施工する態勢は、一朝一夕に築けるものではありません。ここに至るまで、会社をあげての技術向上や安全対策への取り組み、そして現場代理人をはじめ現場を担当する一人ひとりのたゆまぬ技術研鑽の賜物であります」とあいさつ。
 受賞者を代表して、藤澤・明大工業株式会社代表取締役社長が「日ごろより安全な施工、確かな品質、工期厳守という3つの使命を全うするため、現場を地道に進めています。今回の評価は、私たちだけの力ではなく、別府土木事務所の職員の方々の皆さんのお力添えがあったに改めて感謝いたします。この表彰を契機に、地域の安全安心づくりに貢献するとともに、ICT施工の推進、働き方改革を推進しながら、建設業界のイメージアップを図り魅力のある業界にしていきたいと思います」とお礼を述べた。
 表彰式終了後、記念撮影が行われた。