別府市は19、20日、令和4年度青色防犯パトロールの講習会を行った。新採用や平成30年度受講者、長期未受講者など約230人が対象で、2日間で4回実施された。
犯罪を起こしにくい環境づくりを目的に、平成18年度から、青色パトロールカーを導入。公用車は日中、市内全域を移動することから、青色回転灯をつけて走ることで、目に見える防犯対策の一助となっている。事故や事件に遭遇した場合は、報告書を提出したり、警察に連絡をするなどする。
青色パトロールカーを運行するには、定期的な講習を受けて「パトロール実施者証」を持っている人が1人以上乗車していることが必要。令和4年中(1~12月)は、4033回活動している。
講師の得丸淳治別府警察署生活安全課主任が「パトロール中は防犯の意味でも可能な範囲で青色回転灯をつけてほしい。また、パトカーなどと違い、緊急走行はできないので、安全運転で一般ドライバーの模範となる交通ルールの厳守をしてほしい。犯罪を見かけたら、追跡せず、ナンバーや特徴、逃げた方向を教えてもらいたい。また、遺失物の届出があった場合、当人が必ず届けるようにしてもらいたい。拾ったものは、代理届けは禁止されているので、決して預からない。預かることで、トラブルにつながるケースもある」と話した。
さらに基礎編のDVDを見て、パトロールのやり方を学び、交通安全についても発生件数や特徴についても話を聞いた。