別府溝部学園高校コンピューター部の小野田雄一郎さん（１８）＝元部長＝と梶原灯さん（同）が、情報処理検定協会が行うすべての検定で１級をとる「８冠」を達成。会長特別賞となった。
小野田さんは、情報ビジネスコース。先輩が８冠を取ったのをみて、自分も目指したと思った。生徒会副会長も務め、部活にこれない日もあったが、梶原さんとコツコツ頑張った。「８冠を目指す人があまりいない中で、一緒にやってくれる人がいて、２人だったから頑張れた。（８冠を取って）やったなぁという気持ち」と笑顔。「ホームページ作成が難しかった」と言うがすべて１級のみを受け、一発合格だった。
梶原さんは、進学コース。「最初は興味本位でしたが、対抗心をもってやれたので、達成できた。２年生の時に、検定を受けていない時期もあったので、８冠は無理かなと思った事もありましたが、ギリギリ達成できて、うれしかった」と話す。プレゼンテーション作成は２回目の挑戦で合格したが、それ以外はすべて１級のみ受けて一発合格を果たした。
小野田さんはすでに専門学校への進学が決まっており、将来は「パソコンのことなら何でもできる、万能な人になりたい」。梶原さんは、国立大学を目指して受験勉強中で「簿記にも挑戦したい」とそれぞれ新しい目標に向かって頑張っている。