大分県警察は20日、定期人事異動を内示した。3月7日付け(6日、11日、13日、17日、20日、31日、4月1日、4月3日付を含む)で発令する。
退職者などを除く異動総数は730人で、前年より27人少ない。内訳は、警視正5人、警視70人、警部133人、警部補133人、巡査部長140人、巡査150人、一般職員99人。
組織改編は4本柱で▽サイバー事案への対処強化=サイバー空間の脅威に対処するため、生活安全部サイバー犯罪対策課の捜査体制及び警察署への支援体制を強化▽初動捜査及び捜査支援体制の強化=現場初動捜査活動及び捜査支援活動への的確な指揮、指導体制を確立するため、刑事部刑事企画課機動捜査隊隊長補佐、同課捜査支援室室長補佐をそれぞれ専任配置するとともに、機動捜査隊の体制を強化。突発的に発生する人命救助等の警察活動に出動する警察犬の効果的な運用を図るため、刑事部鑑識課に警察犬係を新設▽警備体制の強化=テロ等重大事案の発生を未然に防止するため、警備部警備企画課及び外事課の体制を強化。諸情勢に的確に対応した警衛及び警護警備を推進するため、警備部警備運用課に警衛警護室を新設するとともに、同室警衛・警護係の体制を強化▽術科教養体制の強化=現場執行力の強化及び受傷事故防止等の要諦となる術科教養の充実を図るため、新たに主席師範及び師範を任命し、警務部警務課に配置▽その他組織改編=会計業務に係る企画・支援体制の整備。警察署留置管理部門の体制整備。警察本部総合当直体制(人身安全担当)の強化―としている。
県警察本部幹部の異動名簿は、次のとおり。幹部以外の別府署、杵築日出署の異動名簿は後日、掲載する。(敬称略、カッコ内は旧職)
【警視正】▽交通部長(警備部長)幸野俊行▽大分中央警察署長(警務部参事官兼首席監察官)脇一朗▽警務部付・辞職(生活安全部長)芦刈宗治▽警務部付・辞職(交通部長)渡邉豊士▽警務部付・辞職(大分中央警察署長)矢野哲幸
【警視正昇任】▽生活安全部長(警務部総括参事官兼警務課長)足達竜二▽警備部長(大分県知事部局)染矢慎二▽警務部参事官兼首席監察官(警務部参事官兼監察課長兼訟務室長)萩尾伸司