鮮魚のプロがやって来た
前任地は広島市の本社勤務。広島、岡山、山陰に10店あるゆめマートの統轄責任者だった。初めての別府勤務に「あいさつ回りで街を歩いたり、温泉につかったりと自分なりに動いてみて、人々は活動的で明るいイメージを持ちました。元気のいい街ですね。別府のお店はハーバービューのフードコートがあり、景色がいい。こんなお店はほかにありません」と開口一番。
コロナ禍で売り上げは減少したが、昨年から持ち直し、コロナ前に近づきつつある。そこでゆめタウンは直営の食品などで5%引き企画を年間を通じて展開する。「ゆめカードを持っている人も、持っていない人もメリットがあるように。攻めの経営の一年にしたい。お客様は、こういう商品を入れてほしい、こんなテナントを入れてほしい、と要望があれば、どんどん店側に伝えてほしい。新しいものを取り入れ、より良い店舗にしたい。観光客も大切ですが、基本的に住んでいる人たちが大分まで行かなくてすむ、別府で完結できる店づくりをしたい」と力を込める。
広島県三原市出身。香川大学で経済学を学び卒業と同時にイズミ入社。広島、高知、岡山、鳥取、香川、福岡、佐賀と各地を回った。イズミは「ゆめタウン」「ゆめマート」107店のほか、グループ店舗を含めると西日本・九州で195店を展開、年間売り上げは約6800億円ある。
ビジネス書を読むのが好きで、忙しさの合間をぬって、これまで100冊以上を読破。その中でも故山西義政イズミ会長の著書「混迷の時代こそチャンスだ 道なき時代に道をつくる」に感銘を受けたという。
趣味はバイクで最近自動二輪の免許を取ったばかり。「休みの日には阿蘇山まで走りたい」と楽しみにしている。
亀川浜田町にマンションを借りた。広島の自宅の片づけが終わる今月中にも妻の孝子さんが引っ越して来る。
自身は鮮魚担当のスーパーバイザーを5年間やった経験も。「別府店の鮮魚コーナーにも力を入れたい」と意気込んでいる。