6日に告示された参議院大分県選出議員補欠選挙、16日に告示された別府市長選挙及び別府市議会議員選挙があす23日、投票が行われ、即日開票されて熱戦に決着がつけられる。
参議院補選は、届出順に自民党新人の白坂亜紀候補(56)と立憲民主党元職の吉田忠智候補(67)が立候補をしており、与野党の一騎打ちとなった。
白坂候補は、竹田市出身で東京で子育てをしながら飲食店を経営したり、講演会を行うなど、多方面で活躍している。自民党が行った公募で選ばれた候補者。失った議席を奪回したい自民党は、連日、茂木敏充党幹事長や森山裕党選対委員長をはじめ、多くの幹部や国会議員が次々と大分県入りして、白坂候補を応援。党総裁でもある岸田文雄総理は2回にわたり大分県を訪れて、4カ所で街頭演説をするなど、強力にテコ入れをする。
吉田候補は、野党系の議員の辞職による補欠選挙だけに、何としても議席を死守したいところ。党県連代表でもあり、参議院比例区選出の議員だった吉田候補は「大分から政治の流れを変えたい」と、議員辞職をして選挙区へのくら替えをし、背水の陣で臨むだけに、意気込みは強い。泉健太党代表は何度も大分県に足を運び、岡田克也党幹事長、安住淳党国対委員長ら党幹部が応援演説をし、何としても落とせない選挙として力を入れる。
別府市長選挙は、3期目を目指す無所属現職の長野恭紘候補(48)と市民活動家で無所属新人の小手川裕市候補(55)の一騎打ちに。お互いに精力的に街頭演説を行い、政策を訴えている。
別府市議会議員選挙は、現職18人、元職1人、新人14人の計33人が立候補。定数25で、8人落ちの激戦を展開している。各候補とも、連日選挙カーに乗り込み、市内の隅々まで回って支持を訴えている。
それぞれの候補者ともに、最後まで政策を語り、支持を呼びかけて審判の日を待つ。