「別府霊園」でペット供養祭

ペット供養祭が行われた別府霊園

 別府霊園(浜田博理事長)はこのほど、園内に設置されているペット納骨堂で供養祭を催行、施設利用者や関係者ら、20人が参列した。
 読経の後、浜田理事長が代表焼香。その後、屋外に併設されている合同供養塔に移動。参列者が持ち寄ったペットの写真を飾り、順に焼香を行った。
 浜田理事長は「供養碑には家族と縁という文字を入れており、また犬と猫の後姿を入れています。これは皆様の帰りを玄関で待っている姿を表現しています。私たち役職員一同皆様の思いを大切にしてこれからも供養に務めてまいります」とあいさつ。参列者は「長年一緒に生活した家族の一員。ペットだからと亡くなって粗末にする事なく供養してあげたい。この施設の存在は優しくありがたいもの。」と話した。
 ペットブームが加熱する一方で、別府霊園の墓所は人間と動物が一緒に納骨される事が規定で認められてない。同霊園は平成25年に公益財団法人の認定を取得。同28年、公益サービスの向上と利用者である飼い主とペットが近くで眠れる場所を提供するために専用の納骨堂を建設した。
 浜田理事長は市長時代、ブームに対応するため鉄輪地獄地帯公園隣にドッグランフィールドを設置。「当時、愛好家の方々の貴重なご意見をお聞きして作りました。この経験はペット納骨堂建設にも活かされたと思います。当霊園墓所利用者だけでなく、ペットを飼われている全ての皆様にご利用いただけます。自然豊かな十文字原の当園に一度、ご見学に来ていただきたいですね」と話している。
 納骨堂は240の霊座を完備。利用料金は1年契約で1万5000円。2年目以降の更新料は5千円。20年契約で8万円となっている。
 詳しくは、同園事務局。電話24・1616。

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