新湯治・ウェルネスツーリズムとは

新湯治・ウェルネスツーリズムについて話を聞いた

 別府市は、「新湯治・ウェルネスツーリズム懇談会in山の手ひとまもり・まちまもり協議会」を3日午後6時、市社会福祉協議会で開催した。約50人が出席した。
 新湯治・ウェルネスツーリズムについて、市の考えを説明して理解を深めてもらおうと各種団体と懇談会を予定しており、今回が1回目。市内7つのひと・まち協議会も、ウェルネス事業に取り組むことにしており、理解を深める機会とした。
 平石栄二山の手ひと・まち協議会長が「ウェルネスとは何かという議論があった。説明を聞くと、日常でウェルネスツーリズムをやっていると感じると思う。共に理解して今後につなげていきたい」とあいさつ。
 第1部は、新湯治・ウェルネスツーリズム推進室が「新湯治・ウェルネスツーリズムの推進」と題して説明をした。研究・実践拠点施設を核として、新湯治・ウェルネスツーリズムを産業化し、経済波及効果を市全域にもたらすことで「別府を元気にすることで、市民も観光客も事業者も幸せする」ことを目指している。温泉に食や美容・医療・健康、運動などをかけあわせ、心身共に健康なまちづくりを行う。
 拠点施設は、一定の管理下でその人に合ったプログラムを提供し、効果をデータにすることをワンストップで行う。科学的根拠を地域と情報共有し、コントロールする施設。「ウェルネスといえば、別府」というブランドを作っていく、と説明した。
 第2部は、健康推進課が「楽しみながらできる!ひとまもり・まちまもり協議会でウェルネス(健康)づくり」と題して話をした。大分県の健康寿命は、2019年時点で男性全国1位、女性は全国4位。一方で別府市のお達者年齢(平成29年~令和3年平均)は、県下で男性16位、女性14位と低い。山の手地区の健康状況について示し、優れていることと心配な面について話をし、身近で出来る健康づくりについて紹介した。