気象庁は7日午前5時30分、台風6号(カーヌン)に関する情報を発表した。
台風6号は同日午前4時、沖縄県奄美市の東南東の海上を、ゆっくりした速さで東に進んでいる。中心気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30㍍、最大瞬間風速は40㍍で、中心から半径220㌔㍍以内では風速25㍍以上の暴風となっている。
今後は、同日夜のはじめ頃から北北西に進み、台風の中心は九州西部の海上を通過する予報となっている。12日午前3時には中国大陸にあり、熱帯低気圧へと変化するとみている。
福岡管区気象台は7日午前5時45分の発表で、台風が予報円の中心を進みますと、9日から10日にかけて九州北部地方に最も接近する見込みと発表。九州北部地方では8日から10日にかけて大荒れの天気となり、大雨のおそれがある。また、海上はうねりを伴った大しけとなるおそれがある。
大分地方気象台は7日午前6時43分の発表では、大分県は、台風周辺の湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、大雨のおそれがある。台風が近づく前から激しい雨が降り、総雨量が多くなる。また、落雷や竜巻などの激しい突風の発生するおそれもある。
雨、風の予想は、次のとおり。(雨量は多いところ)
【降水量】▽7日の1時間=西部・南部30㍉、中部20㍉、北部15㍉▽8日の1時間=中部・西部・南部50㍉、北部30㍉▽7日午前6時からの24時間=南部150㍉、中部・西部100㍉、北部50㍉▽8日午前6時からの24時間=南部・西部200~300㍉、中部100~200㍉、北部100~150㍉▽9日午前6時からの24時間=中部・西部・南部200~300㍉、北部100~200㍉
【最大風速】▽7日(最大瞬間風速)=南部の海上13㍍、中部・北部の海上12㍍(いずれも25㍍)、陸上8㍍▽8日=南部の海上17㍍(30㍍)、北部の海上16㍍(30㍍)、中部の海上15㍍(25㍍)、陸上15㍍(30㍍)▽9日=中部・北部・南部の海上20~24㍍(25~35㍍)、陸上20~24㍍(30~40㍍)