気象庁は8日午前5時23分、台風6号(カーヌン)に関する情報を発表した。
台風6号は同日午前4時、沖縄県奄美市の東の海上をゆっくりした速さで北北西に進んでいる。中心気圧は970ヘクトパスカル、最大風速は30㍍、最大瞬間風速は40㍍、中心から半径200㌔㍍以内では風速25㍍以上の暴風となっている。
今後は、10日にかけて九州の西の海上を北上する見込み。台風6号本体の発達した雨雲が中心付近よりもやや離れたところに位置しており、中心からやや離れたところで猛烈な風が吹き、非常に激しい雨が降っている。そのため、台風の中心が九州の西の海上を進むときでも、九州で猛烈な風が吹き、非常に激しい雨が降るおとそれがある。また台風6号の速度が遅いため、台風の影響が長引くおそれがある。
大分地方気象台の8日午前6時6分の発表では、台風6号が予報円の中心を進むと、9日昼過ぎ(正午から午後3時)から夜のはじめ頃(午後6時から同9時)にかけて大分県に最も接近するとみている。
このため、大分県では、海上を中心に非常に強い風が吹き、南部の沿岸の海域ではうねりを伴った大しけとなる見込み。台風6号周辺の発達した雨雲により、10日にかけて局地的に雷を伴い非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがある。