3つの道路期成会がそれぞれ総会

別府国東地域開発促進期成会で会長の長野別府市長があいさつ

 別府挾間間道路改修促進、別府・耶馬渓・行橋ルート国道整備促進、別府国東地域開発促進の3つの期成会は4日午前10時半を皮切りに、ビーコンプラザでそれぞれ総会を開いた。会長は、いずれも長野恭紘別府市長。産業経済や観光振興の他、生活道路としても災害発生時には、国道10号の代替道路として利用できる重要な路線。
 別府挾間間道路改修期成会は、別府市と由布市で構成している。事業全体の延長は19・36㌔㍍。うち、別府市側の工事はすべて終了しており、残りは県大分土木事務所が管轄する由布市側の来鉢工区と北方工区。来鉢工区は2期工区に入っているが完了年度は未定。北方工区は工事及び用地補償を行っている。
   ◇  ◇
 別府・耶馬渓・行橋ルート国道整備期成会は、別府市、中津市、宇佐市、日出町、福岡県の行橋市、みやこ町で構成している。
 国道500、212、496号を有する同ルートは、別府市から福岡県に至る主要幹線道路。大分県側は、別府土木事務所管内は500号の進捗98・8%。中津土木事務所管内の進捗は、212号は終了し、496号は81・6%、500号80・6%。宇佐土木事務所館内の進捗は、500号で91%となっている。安心院支所前の交差点でラウンドアバウト(環状交差点)が設置されている。
 福岡県京築県土整備事務所管内は、管理延長は約37・8㌔㍍で、改良率は約81・7%となっている。
   ◇  ◇
 別府国東地域開発促進期成会は、別府市、杵築市、国東市、日出町、姫島村で構成。別府土木事務所管内では、別府市で別府山香線、別府一の宮線、東山庄内線、日出町で別府山香線、杵築市で八坂真那井線、成仏杵築線、国道213号、豊後高田安岐線で事業を展開している。国東土木事務所管内は12の事業のうち国道213号の東堅来工区の工事が終了した。
 各総会とも、議事で、令和4年度事業・会計・監査報告、令和5年度の事業計画案・会計予算案、中央要望書について審議、承認した。総会後、各期成会ごとに大分県や福岡県に対して要望書を手渡した。3期成会で中央省庁への要望活動を今年も予定している。