別府市上下水道局が防災訓練

災害時の断水を想定して
給水車を使った応急給水訓練

 別府市上下水道局(松屋益治郎局長)は22日午前9時半、防災実働訓練を実施した。水は重要なライフラインで、災害時の断水などの事態に迅速に対応し、安定供給を行う。
 四国沖を震源とする地震が発生し、県内各地で6強から5弱の揺れが確認され、別府市では震度5強の揺れを観測したーとの想定で行われた。
 地震発生と同時に、職員は机の下にもぐるなどして身の安全を確保。揺れが収まったあとは、職員の安全確認を行い、課長会を開いた。担当課から被害状況の有無などの報告があり、情報を共有。
 引き続き、応急給水訓練を西側駐車場で行った。給水車に水を充水し給水所を開設。給水車に蛇口をつけて、給水バッグに水を入れ、手持ち用とリュック型につくった。職員はキビキビとした動きで給水を行った。
 また、応急復旧訓練では、水道管が破裂した設定で、漏水探知機を使って漏水箇所を確認し、管工事協同組合に連絡をして、復旧工事を行った。破裂した箇所に器具を設置して穴を塞ぎ、手際よく漏水をとめた。