大分県立別府鶴見丘高校(阿南典久校長、700人)は文化祭「鶴嶺祭」を7、8日、開催した。
初日はビーコンプラザ・フィルハーモニアホールで文化部、クラス、有志による発表があった。
今年のテーマは「Restart(リスタート)」。新型コロナウイルス影響によるさまざまな制限が緩和されたので、前回よりも生徒一人ひとりの距離が近くなり、より楽しめるようになっている。今年だからこそできる何か新しいことに全員が挑戦しつつクラスのみんなと団結して創ったものを発揮して鶴嶺祭の2日間を全力で楽しんでもらうことが目的。
7日午前8時35分、阿南校長が「待ちに待った鶴嶺祭が始まります。テーマの『リスタート』は困難から立ち上がり、再び歩み始めるという意味です。これまで、コロナ感染防止のため何かと制約が多かった日常生活ですが、この鶴嶺祭をきっかけにして、思い切り躍動し、よりよい未来へ向かう大きな力にしてほしいと思います。ぜひ、一人ひとりが個性豊かな才能を持ち寄り、皆と力を合わせて、素晴らしい発表や展示が披露されることを期待しています。そして、この鶴嶺祭が皆にとって高校時代の素敵な『青春の宝物』になることを願っています。今年の鶴嶺祭が鶴高の新たな輝跡を創り出すことを祈っています」。
井上花生徒会長は「コロナウイルスによる制限も緩和され、少しずつ4年前の生活に戻り始めました。今年の鶴嶺祭が、新たな思い出の1㌻の再スタートとなるきっかけになることを願っています。そして、この鶴嶺祭はみなさん一人ひとりが主役です。クラスの仲間と楽しみ、全校で盛り上げ、最高の2日間を作り上げましょう」とそれぞれあいさつ。
続いて、午前の部として書道部のパフォーマンス、1年生と2年生1クラスずつの発表、文芸部、有志によるダンスメドレー・一人芸・ダンス・新体操、箏曲部の演奏などがあった。
午後の部は、2年生1クラス、吹奏楽部、家庭部、放送部、有志のダンス・手品・太鼓などがあった。
午前・午後ともに違うクラスの生徒からの声援やペンライトを振っての応援などがあり、会場は大いに盛り上がった。
8日は、県立鶴見丘高校で開催しており、茶道部が鶴嶺会館でお茶会、部室棟前広場ではパーラーで飲食物の販売、生徒会による中庭企画、書道部の初動パフォーマンス、クラス展示として1年生5クラス・2年生3クラス・家庭部・科学部・語学部・書道部・文芸部・図書委員会が行った。
プログラムには、湯浅亜衣鶴嶺企画委員長のあいさつも掲載されている。