別府市立中部中学校(亀川義徳校長、468人)は「ガチンコスクールディ~地域の先生授業~」と「消費生活啓発講座」を7日午前8時50分から、同中学校内で行われた。
地域の職業人を先生に迎え、仕事をする喜びや勤労の尊さを伝える授業をしたり、さまざまな分野から講師を迎えて講演会を開催することで、生徒の健全な育成に資することが目的。
全校生徒は、20の講座が行われる各教室に分かれた。
技術室では、オオツカ電器店長の大塚俊夫さんが「電器店発!プラスワンで地域No・1」をテーマに講座を実施。生徒24人が参加した。
大塚さんは自己紹介後、電機店と電器店の違いや、自身の仕事などを説明した。
「ドライヤー、クーラー、テレビ、洗濯機などを販売・修理などをしている。お客さまに『できない』と言わないように、なんでも出来るように頑張っている。『あなたのお家の家電係』として仕事しており、お客さまから『ありがとう』と言われるとまた頑張ろうと思う」と話した。
実技として、生徒と一緒に洗濯機とテレビを分解した。生徒は初めて使う工具も、積極的に使い、電器店の仕事を体験した。
授業終了後、男子生徒は「洗濯機やテレビの普段見ることのない裏側が見れて良かった」と述べた。
全体講演が体育館であり、NPO法人大分県消費者問題ネットワーク理事で大分県消費生活センタースーパーバイザーの村上美佳子さんが「キャッシュレス社会~あと3年でしておくこと」をテーマに実施した。