21世紀を担う別府っ子表彰

地域での活動などで5団体、
個人5人が表彰された

 別府市と別府市教育委員会は、令和5年度第26回「21世紀を担う別府っ子表彰」を29日午後4時、市役所で開催した。
 地域活動やボランティア活動などに積極的に取り組む青少年や青少年の健全育成に貢献している指導者、団体の功績を顕彰するのが目的。青少年の部に4団体、個人2人。指導者の部に1団体と個人3人を表彰した。
 長野恭紘別府市長と寺岡悌二教育長がそれぞれ表彰状を手渡した。長野市長は「すべての青少年が安全で安心な環境の中で心身共に健やかに逞しく成長することを願っています。その成長のためには、主体的に関わることが出来る社会体験活動やボランティア活動の機会を充実させることが必要です。また、青少年の問題は、親を含めた社会の写し鏡であるという認識で、大人が率先して模範を示すことが求められ、地域、家庭、学校が協働して取り組むことが大切です」。寺岡教育長が「受賞を契機に、自分で進むべき未来を切り開く逞しさと、他人の心の痛みが分かる温かい人に育ってほしい。また、そばに寄り添い、見守っていただいた指導者には、これからも子どもたちへの限りない温かいご指導、ご鞭撻をお願いします」とそれぞれ式辞。
 来賓の加藤信康市議会議長が「人のため、地域のために役立ちたいという気持ちがあっても、行動に移すことは容易なことではありません。皆さんのように一歩前に踏み出し、活動し、活動の輪を広げていただいていることは、市民にとってより一層暮らしやすい生活環境になっていることは間違いない。これからも、地域の繋がりを大切にし、活動にご尽力をお願いします」と祝辞を述べた。
 受賞者を代表して、青少年の部の松本万弥さん(16)=県立別府鶴見丘高校1年生、別府市子ども会ジュニアリーダースクラブ会長=が「日頃行っている活動が多くの人に認めていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。活動を通して、様々なことを学びました。保護者をはじめ、地域の方々の協力あってこそ活動が出来ます。協力してくれた全ての人を代表してもらった表彰だと思います。謙虚な気持ちで地域のためになることを続け、日頃お世話になっている人に感謝の気持ちを伝えていきたい」とお礼を述べた。松本さんはじめ、この日の受賞者は次のとおり(敬称略)。
【青少年の部】▽角田茉以子(市立朝日中3年)▽亀川地おどり保存会「中学生太鼓メンバー」▽県立南石垣支援学校▽別府溝部学園高校ボランティア部▽亀川小学校フラワーアレンジメントクラブ
【指導者の部】▽青山晶子▽八垣禎子▽高橋洋明▽石垣西1・2丁目自治会