東荘園町2組2の御菓子司「紅屋」(神屋信博社長)が今年、創業111周年を向かえた。11月から記念の和菓子「新どら焼き」を販売している。
「紅屋」は明治41年、初代神屋善太郎が創業。中国上海での営業を経て戦後、別府市で開業した。
4代目、神屋信博社長は「皆様に守られて今日に至ります。伝統の味を守り続け、更に新しい和菓子を造りたいです」と語る。
「新どら焼き」は生地に紅茶と少量のブランデーを配合し、自家製のつぶあんとバターを挟み、風味豊かなどら焼きに仕上げている。全国菓子大博覧会で技術優秀賞を受賞した最中「鶴見の嶺」、栄誉大賞のくるみ餅「鬼の岩屋」、会長賞の栗入りこし餡の焼き菓子「豊の湯けむり」も好評。祝い事や贈り物にも最適。
営業時間は午前9時から午後6時まで。定休日は毎週月曜日。年始は4日から営業。問い合わせは22・3507。