女子サッカー川澄選手ら来別

トレーニングイベントでは、川澄選手(右)らも一緒に体を動かした

 別府市は、女子プロサッカー選手による「なでしこ選手トーク&トレーニングイベント」を19日午後6時半、ハイパフォーマンスジム別府で開催した。国体女子サッカー大分県代表選手約20人が参加。
 今回のイベントは、別府市と学校法人日本体育大学との体育・スポーツ振興に関する協定によるもので、米国のスカイブルーFCで活躍する日体大出身の川澄奈穂美選手と共に女子サッカーを支える田中明日菜選手(韓国・慶州韓国水力原子力FC)、熊谷紗希選手(フランス・オリンピックリヨン)、上尾野辺めぐみ選手(アルビレックス新潟レディース)が参加した。
 トークショーでは、川澄選手らのメディカルチェックを行っている、松田貴雄国立病院機構西別府病院スポーツ医学センター長も参加して、なでしこから普段の練習などについて話を聞いた。練習や試合と食事について、川澄選手は「エネルギーを入れて練習をするようにしている」、上尾野辺選手は「脱水が多いので、水分に気を付けてやっている」などと話した。
 参加した県女子選手たちからは「海外で食事に気を付けていることはありますか」「試合前のルーティンはありますか」「食事はどのタイミングでどれだけしますか」などの質問が出た。熊谷選手は「お米があれば良い人なのですが、バランスも考えて自炊をするようにはしている」。川澄選手は「ルーティンを決めてしまうと、出来なかった時に気になるので、特に意識していない」。食事はどの選手も「しっかり食べる」と答えた。
 また、「負けたくなくて、ついカッとなってファウルをすることがあるが、どう気を付ければよいですか」との質問には、田中選手が「若い時はそういうこともあったが、年齢を重ねると解決する」と答えて、他の選手に「答えになってない」と突っ込まれ、笑いに包まれる場面も。その上で川澄選手は「負けん気は大事。自分で分かっているなら、そういう時にチームメイトに声かけをしてもらうと良い」などとアドバイスをした。
 引き続き、トレーニングイベントでは、理学療法士の高司博美大分県サッカー協会医科学委員の指導で体感を鍛えるストレッチやゴムチューブを線に見立てて、音楽に合わせて体を動かすトレーニングを行った。4選手も一緒に体を動かした。
 最後に、川澄選手が「皆さんと交流することが出来て、本当にうれしい。練習を継続していくことが本当に大事。トレーニングをしてくれる人がいるのは当たり前ではない。もっと上を目指して頑張ってほしい」と県選手にエールを送った。

コメントを残す