べっぷ鶴見岳一気登山大会開催

境川の河川敷をのんびり歩く参加者

 第36回べっぷ鶴見岳一気登山大会が13日午前8時半、開催された。海抜0㍍のスパビーチから標高1375㍍の鶴見岳山上までを日本で唯一幹線道路を通らない登山コースとして人気で、今年は国内外から3つのコースに2236人がエントリーした。
 これまでは日曜日に開催していたが、今年は、週休2日制が定着してきたこと、大会後は別府に宿泊して温泉につかり登山の疲れを「湯っくり、湯ったり」癒してほしいという思いや、参加者からの希望が多かった土曜日での開催を初めて行った。
 いだてん天狗レースに219人、のびのびさくらウォークに1200人、GO!GO!GO!ハーフウォークに817人がエントリー。最高齢者賞は、別府市からハーフウォークに参加した梅木高見さん(87)。遠来者賞は、小学生の頃に別府で暮らしたことがあるというポール・コルサノフさんと奥さんが米国サンフランシスコからハーフウォークに参加した。
 開会式で、伊豆富生実行委員長が「一気登山の原点は、海抜0㍍から標高1375㍍までを一気に登っていくことです。沿線には、ボランティアが約300人ほどいますので、ボランティアの人にも声をかけてもらい、楽しい思い出作りをしてください」と話した。
 大会名誉会長の長野恭紘別府市長は「ようこそ、別府にいらっしゃいました。心から歓迎します。今年は土曜日開催なので、山に登って気持ちの良い汗を流したあとに温泉に入り、明日もゆっくりしてください」とあいさつ。
 昨年に引き続き、今年も大分県出身のタレント石丸謙二郎さんが参加。石丸さんは「昨年はのびのびさくらウォークに参加しましたが、今年は、いだてんに参加します。皆さん、頑張りましょう」とエールを送った。
 はじめにいだてんがスタート。砂浜を勢いよく走り抜けていくと、ウォークがそれぞれ出発。境川の河川敷にはまだ桜を見ることが出来て、参加者は桜を眺めながら自分のペースでゴールを目指した。