別府市LGBT温泉部会

情報発信から始めることを決めた

 別府市LGBTワーキンググループ温泉部会(部会長・日置伸夫観光・産業部長)は3月26日午前10時半、市男女共同参画センターで第3回部会を開いた。
 性的少数者への理解を増進するための「LGBT理解増進法案」の成立を踏まえて、日本有数の温泉地である別府市として、誰もが安心して温泉の恵みを享受できるまちを目指して、部会を立ち上げ、当事者も参加して議論を重ねてきた。
 昨年夏、温泉施設や旅館・ホテルに協力してもらい、アンケート調査を実施。旅館・ホテル32施設、温泉施設16施設から回答があった。
 LGBTに限らず、人と一緒に大浴場に入ることが困難な人への対応について、半数近くの施設が「何らかの対応ができる」または「検討している」と答えている。
 公衆浴場法上、心と体の性が違う場合、戸籍上の性で男女に分けられているため、貸切湯の案内や時間を区切って入浴を楽しめるようにするなどのアイデアが出た。部会としては、まず出来ることとして、貸切湯の情報を広く提供するため、リーフレットなどを作成することにした。