気象庁は17日午後11時19分、豊後水道を震源とする最大震度6弱の地震が発生したと発表した。
発生時間は同日午後11時14分、震源の深さは39㌔㍍。地震の規模(マグニチュード)は6・6。津波の心配はない。
大分県の最大震度は5弱で津久見市と佐伯市で観測、別府市では天間で震度4、上野口町と鶴見で震度3を観測した。
また、豊後水道を震源とする地震は同日同11時19分にマグニチュード5・0で最大震度4、同11時27分にマグニチュード4・3で最大震度3、同11時34、47分にマグニチュード3・1で最大震度1が発生しており、17日午後11時19分から18日午前7時27分までの間に25回起きている。
今回の地震について、気象庁は南海トラフ地震の想定震源域内で発生した地震だが発生のメカニズムが違い、関係を調査するマグニチュードの基準未満とし、同地震の発生の可能性が高まっている状況ではないとしている。また「揺れの強かった地域では家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているので、今後の地震活動や雨に十分注意してほしい。今後、1週間ほどは最大震度6弱程度の地震に注意が必要で、特に今後2、3日程度は規模の大きな地震が発生することが多くある」と呼びかけている。
別府市消防本部と別府警察署によると、地震によるケガ人の出動はなく、他の災害もないという。
最大震度6弱の地震発生時の各地の最大震度は、次のとおり。
▽震度6弱=愛媛県、高知県▽震度5弱=大分県▽震度4=広島県、山口県、熊本県、宮崎県、鹿児島県▽震度3=兵庫県、鳥取県、島根県、岡山県、徳島県、香川県、福岡県、佐賀県、長崎県▽震度2=岐阜県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県▽震度1=東京都、福井県、長野県、滋賀県