南小学校で消費生活啓発講座

授業の中でお金の使い方などをみんなで話し合った

 別府市立南小学校(新宅俊文校長)の5年生(41人)の家庭科の授業で17日、消費生活啓発講座が行われた。
 別府市が講師を派遣しているもので、2022年から成年年齢が18歳に引き下げられることで、小学校に通っている子どもたちは18歳になるとこれまで保護者に任せていたことが自分でしなければならなくなることが考えられる。金銭管理もその1つで、子どもの頃から消費者としての基礎知識を身につけて、トラブルを未然に防ぐのが目的。
 市消費生活センター相談員の明石律子さんが講師となって、友達にペンケースをプレゼントする際の賢い買い物をテーマにみんなで話し合った。同日午後2時から、2組で21人が授業。予算千円で、①緑でナイロン製、しきりポケット有り940円②グレーで布製、見やすく汚れても大丈夫。690円③ブルーでゴム製。スタンド式でみやすい890円ーの3つの中から、何を基準に選ぶかを班で話し合った。
 明石さんは「安い、高いではなく、これがその値段だけの価値があるのかを考えることが大切。これから、クレジットカードなども持つようになると思うので、考えて使うことが大切」として、賢い買い物のポイントとして、誰が使うのか、予算はどれくらいか、何にいくら使うか、値段だけの値打ちがその商品にあるのか1つ1つ考えて計画を立てて行うことをアドバイスした。

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